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松居和さん講演会レポート(2)

こちらも同じ参加者さんが書かれた講演会のレポートです。

ほんとにしっかりと講演会をまとめてくださっています。

先日アップした動画も合わせてご覧ください。
もし可能なら、ぜひ実際の松居和さんの講演会に足をお運びいただきたと思います。
生の松居さんの講演は動画の何倍も、楽しくそして涙が溢れます。

以下コピペです。

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昨日の日記は講演会の興奮からか久々に夜寝付けずに書いたものでした。

あれが講演会の内容のすべてではなく、むしろ今回の講演会を聞いた今の私の琴線に触れた部分だけをピックアップしてダラダラ、ズラズラと書き記したもので、なんかまとまってないけど下書き機能が見当たらないからとりあえずアップしとくかーって感じのものでしたので、今一度講演会の概要をまとめたいな、と。

他の方の日記などに「おすすめ!」と動画を貼付けられてもいても、実際見るかと言うと、実は後回しにしちゃうタイプな私はついついうっかり忘れてしまうことも多かったりするので、ね。
皆は違うかしら?


さて、松居和さんと言う方はスピルバーグやジョージ・ルーカスなんかの映画で尺八奏者として映画音楽に携わって来られたいわゆるアーティストでありまして。
アメリカでの子育ての体験をきっかけに23年前から日本で講演活動をされている方なのであります。
そして男性です。

松居さんのお話は、日本が「先進国」と崇め奉る(傾向のある)アメリカ、ヨーロッパのデータを引き合いに出して始まります。

アメリカの3人に1人が未婚の母から産まれていること。
アメリカの首都ワシントンDCでは6割の家庭に「父親像となりうる男性」が家庭にいないこと。(実の父親でなくとも、母親のボーイフレンドなどもカウントされてこの数字)
アメリカの20人に1人が刑務所に入ること。(検挙率があがればもっと確率が上がる)
アメリカの5人に1人(だったっけ?本当の数字は動画で!)が近親相姦による性的虐待を受けていること。
アメリカの高卒の2割(だったっけ?同上)が読み書きできないまま社会に出ること。
更にはアメリカの教員の中には読み書きできないで教師をやっている人すらいること。(読む、書くはできるが、職業安定所などでの公式な書面の読み書きができないという意味)

それに比べ、日本では高校卒業すると全員が読み書きできちゃう。
いくら犯罪が多発しているからと言っても、ヨーロッパではましなほうのイギリスの40分の1。
女性がレイプされる率はオーストラリアの75分の1。

なぜここまで日本は奇跡的に数字が良いのだろう?
あんなに追いつけ追い越せ憧れの欧米!みたいな雰囲気なのに。

それは日本は「祈る」ことが根付いている社会だから。

寺社仏閣が至る所にあり、お地蔵さんだのお墓だの、「祈る」環境にある日本。
雑誌を見れば「心のこもったママの愛情弁当」特集。
「心がこもった」とは、食べる相手の事を想い、祈りながら作る行為。
どう英語に訳したらいいのか?と。
日本人であれば当たり前に認識できるその言葉の背景、それこそが祈る習慣に基づいているから。

アメリカのいくつかの州では、養育費を払わない父親は運転免許証が停止になる決まりが出来た。
3人に1人が未婚の母と言う現実は、それ相当の数の男性が自分の子供について最初から責任を放棄しているという事。

それに比べて日本では「できちゃった結婚」と言って、できたらとりあえずは結婚するパターンが多い。
その後やっぱりうまくいかなくて別れるケースもあるかもしれないけれど、とりあえずは結婚し責任を持つスタイルのほうが主流ではある。


ただそんな奇跡的な良い国日本にも、福祉と言う名のもとに親と子を引き裂く「長時間保育」が登場してから親心が育たなくなってきた。
24時間のうち、最大で8時間まで預ける事の出来た保育園。
それが今や11時間以上は当たり前。
24時間のうちの11時間、本当に幼い子供は家では寝るだけで、帰ってきてからと朝のわずかな時間にしか親とふれあえない。

親のほうも、長時間引き離されることによって子供への無関心さが加速する。

女性の社会進出などと言う聞こえの良い税収アップのための政策がため、親子は引き離され、さらに少子化対策として待機児童の解消などと言う名目でどんどん保育所が作られ、今や3人に1人が保育士資格の保有者であれば開所できるのだとか。

またそういった保育所の中には虐待も多く、資格を持っていないが子育て経験はあるパートのおばちゃんが自分の子供を育てたように叩く、引っ張るなどの保育を行い、子育て未経験の有資格者の若い保育士が意見できない環境もあるとか。

少子化対策と言っても、統計的に見ると保育園に通わせる家庭に比べたら、母が専業主婦の幼稚園に通わせる家庭のほうが子供を3人、4人と産んでいる現実。

松居さんが「師匠」と呼んでいる保育園、幼稚園の園長たちはなるべく親と子を関わらせるように、なるべく親が園に出てくるようなイベントを作ったり、遠足は父親同伴と決めたり、年に数人は入ってくる「どーしようもない親」のための役員ポストを作って指名して、役員をやらせたりしているそう。

また前埼玉県教育委員会委員長でもある松居さんの発案で、埼玉県では県内の保育園、幼稚園で3年以内に全ての園で親の「1日保育士体験」を実施する予定。
これは予算がかからずに「親心を育てる」「保育士への感謝の気持ちがうまれる」「虐待などの不審な保育の防止」が実現できるプラン。
横浜市や千葉の一部、長野など全国にも広がりを見せている。

このプランも「師匠」の園に「どーしようもない親」(父親)が3人入ってきた時、園長の権限でお泊まり保育の時に強制参加させたところ、子供に無関心だった父親3人組がたった1泊2日の出来事だけで「父の会」なるものを結成し、松居さんを呼んでいかにあの体験が素晴らしく貴重で楽しいものだったかを語ってくれた事が発端だったとか。

女性は妊娠し、出産する事で親心にスイッチが入るが、男性はそういった変化のないまま親になるので、子供と離れすぎるとどうして良いのかわからなくなるケースも。

男性は社会に出てからは利害関係のない友人を作る事がなかなか難しいし、ただそこに存在するだけでは感謝すらされない。
出社しただけではもちろん感謝されず、成績をあげる事、成果をあげる事で存在価値をやっと認められたり。

そんな中、駆け引きのない子供たちが「来てくれただけで嬉しい!」「存在するだけで嬉しい!」と身体中で表現してくれる。
無関心になれる親と言うのは、1人2人の子供といたくらいではそうそう変わる事はないが、100人、150人の「自分の存在をただそのまま受け入れてくれる子供たち」に囲まれ1日を過ごす事でがらりと価値観が変わる事がある。

0歳児と言う絶対的弱者を持つ事で人間はまた成長させてもらえる。
そして1歳児、2歳児、3歳児と子供が成長するにつれ、人間の良いところが引き出され、さらに成長させてくれる。
そして4歳児は神の領域に入る。

大人になってどんなにお金持ちになろうとも、憧れだった高級スポーツカーを手に入れて乗り回そうとも、4歳児が砂場で見せるあの嬉しそうな幸せそうな顔には勝てない。
そしてその幸せも持続できない。

なぜなら「幸せのものさし」が違うから。
4歳児はその良質の「幸せのものさし」を持っていて、それを周りの人間に教えることが使命。

0歳~4歳をすぎると、それは幼児になり、学童になり、余計なものを身につけて
大人になって行くのだけれど。


最後に、今回の講演会では松居さんはお話にはなりませんでしたが、初めて聞いた講演会の時になぜか私の中に深く残ったフレーズを。

アメリカでお嬢さんを体育教室に通わせていた時の事。
鉄棒のさか上がりを毎週練習していたある日、スッとさか上がりが成功した瞬間があったそう。
お嬢さんは、毎週毎週親身になって教えてくれていた先生ではなく、真っ先にギャラリーで見ていた松居さんのほうをみて「やった!」と言う顔をしてくれたと。
その時に
「あの瞬間の事を、娘が一生忘れないなんてそんな洒落た事は言いませんよ。だけどね、あの瞬間、あの出来事をわたしはきっと一生忘れないと思う。」

子育てをしていると、初めて笑った日、初めて立った日、初めて歩いた日など初めての瞬間に立ち会える事があって、そして子供はいつでも最愛の親のほうを向いて「やったよ!」って顔をしてくれるのです。

どんなに子育てが辛い時期があっても、その瞬間さえ覚えていれば、その瞬間にすがって親は子育てを乗り越えて行ける、と。

そんな貴重な一瞬一瞬を奪われないような制度作り、親心作りのため、松居さんは今日もどこかで講演会をされるのでした。


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